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ナノマイクロ加工分科会 入会のご案内

(社)日本塑性加工学会
ナノマイクロ加工分科会
主 査 早乙女康典

拝啓 時下ますますご清栄のこととお慶び申し上げます. 日本塑性加工学会ナノマイクロ加工分科会は,2007年5月に発足したばかりの分科会です.現在の委員数は約50名です.”マイクロ加工”をキーワードとして,横断的な調査研究を行います.貴殿または貴管下の方にも是非ご参加くださるようご案内申し上げます.下記の連絡先まで,ご一報ください.本分科会へのご参加をお待ちしております.  敬具

1.趣旨:

21世紀のキーワードの一つとしてのナノテクノロジーは,情報通信,ライフサイエンス,環境等,広範な分野にわたる新しい材料やデバイス,システム等の開発に寄与するものと期待されている.こうしたナノ・デバイスが組み込まれた電子機械システムにおいては,ミリ/マイクロ/ナノの階層構造における設計法を確立する必要があるが,製造技術においても,材料の各スケールの位相における加工の力学と技術について検討する必要がある.とくにマイクロ/サブマイクロメートル・オーダーの加工はシリコンプロセスがその牽引役を担ってきたが,最近,マイクロ/ナノメートル形状の金型を用いた形状転写加工法が提案され,大規模生産設備が不要で,高スループット生産が可能である点で注目されるなど,新しい取り組みが始まっている.そこで,本分科会では,従来技術を極限化したミリ/マイクロメートル・オーダーの加工技術,ならびにマイクロ/ナノメートル・オーダーの加工を指向した新しい加工技術に関する調査,研究を行い,マイクロ加工法と技術の提案,およびその展開をはかることを目的とする.


2.主な活動:

本分科会では,ミリ/マイクロ/ナノメートル・オーダーの微細形状を,工具による形状転写加工で実現する方法と技術に関する調査,研究を行う.マイクロ形状転写加工技術の体系は,マイクロ金型創製技術,金属・合金,セラミック,プラスチック等の形状転写加工法と技術,目的とする形状寸法に応じた材料の構造と特性,加工の力学,材料技術,計測と制御技術,加工機械とシステム技術,等から構成される.本分科会では各研究分科会のご協力を頂き,マイクロ加工に関する横断的な調査,研究を行うと共に,その成果を本学会に報告する計画である. 年3回程度の研究委員会を開催するほか,年4回程度の運営委員会を開催し,委員会の調査,研究に関する方針と活動を検討する計画である.


3.年会費その他:

4,000円(営利団体,非営利団体)


4.問い合わせ先:

日本塑性加工学会 ナノマイクロ加工分科会 事務局
〔幹事:楊 明,首都大学東京大学院システムデザイン研究科〕
e-mail: yang@ecomp.metro-u.ac.jp