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主 催:日本塑性加工学会 プロセストライボロジー分科会
趣 旨:
摩耗がトライボロジーの重要な課題の1つであることは言うまでもない.しかし,塑性加工で は,加工法・加工材料ごとに条件が非常に異なるせいもあって,摩耗問題の整理・体系化に対する取り組みは遅れているように思われる.工具の摩耗,表面損傷,寿命は実際問題としてきわめて重要である.一方,摩擦と摩耗の理論の構築という観点からは,量的に多い被加工材の摩耗現象にも留意しなければならない.
今回は冷間加工に絞って,実加工における摩耗データをご紹介いただき,それがどんな摩耗則に律せら れているか,摩耗対策の基本的方向は何か,摩耗と摩擦の関係はどうか,などについて議論し,摩耗現象
の解明に取り組む糸口としたい.
プログラム(案):
開会の辞 ( 9:30-9:40)
分科会主査 静岡大学工学部 中村 保 君
1.序論-塑性加工における摩耗問題- ( 9:40-10:00)
名古屋工業大学工学部 水野 高爾 君
*以下,2〜8については質疑応答5分を含む.
2.摩耗形態図と摩耗則 (10:00-10:40)
山形大学工学部 堀切川 一男 君
3.冷間圧延におけるロールの摩耗 (10:40-11:20)
関東特殊製鋼(株)
4.冷間圧延における板の摩耗と摩耗粉 (11:20-12:00)
大同化学工業(株)技術研究所 岡本 隆彦 君
<昼食休憩> (12:00-13:00)
5.鋼線引抜きにおけるダイス摩耗 (13:00-13:40)
(株)神戸製鋼所
6.冷間鍛造における摩耗 (13:40-14:20)
トヨタ自動車(株)第5生技部 横尾 芳樹 君
7.せん断工具の摩耗 (14:20-15:00)
日本工業大学工学部 村川 正夫 君
8.工具材料の耐摩耗特性 (15:00-15:40)
日立金属(株)冶金研究所 久保田 邦親 君
<休憩> (15:40-15:50)
9.総合討論 (15:50-17:00)
司会:名古屋工業大学工学部 水野 高爾 君