日時 | : | 平成14年2月1日(金) | ||
会場 | : | ホテル・アウィーナ大阪 4階
金剛の間 大阪市天王寺区石ヶ辻町19-21 電話06-6772-1441 |
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主催 | : | 日本塑性加工学会 (実行:関西支部) | ||
協賛 | : | 軽金属学会,精密工学会,日本機械学会,日本金属学会,日本材料学会,日本トライボロジー学会,型技術協会,ステンレス協会,日本伸銅協会,日本鉄鋼協会,粉体粉末冶金協会,大阪金属プレス工業会,日本金属プレス工業会 | ||
趣旨 | : | もの作りの世界では常に新しい加工法が工夫・開発され,そしてそれらが,製品の付加価値を高めるのに大きな役割を果たしてきました.グローバルな競争が強いられる昨今では,従来工法の改良・改善では大きな価値を生み出すことが難しく,諸外国との価格競争には太刀打ちできなくなってきているのが現状です.そのため,より高い付加価値をもたらす新しい加工法が種々の方面で一層の努力が重ねられています.そこでは,従来技術にとらわれず,発想の転換による斬新なアイディアが求められています.そのような背景から,本シンポジウムでは,新たな発想による大幅な工数削減,従来出来なかったような材料の加工,機能の付与などが可能となった事例を紹介し,相互討論を深め,開発技術者,現場技術者の参考に供したいと考えています.多くの技術者の参加を期待いたします. | ||
プログラム | : | 開会の辞( 9:30〜 9:40) 午前の部( 9:40〜12:30)司会 午後の部(13:30〜16:20)司会 |
日本塑性加工学会関西支部長 摂南大学 工学部 京都大学大学院 |
島 進 君 久保 勝司 君 宅田 裕彦 君 |
時 間 | 内 容 | 講 師 |
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9:40〜10:20 | (総論)事例にみる付加価値の向上への挑戦:急速に台頭してきた中国の製造力やITビジネスに揺れる日本の製造業にとって,その原点である製造付加価値をいかに高めるか,具体的事例を交えて直面する命題解決の一助とする. | 松下電工(株) 全社製造副担当 中村 良光 君 |
10:20〜11:00 | 自動車車体パネルのインクリメンタル成形:極少量生産,型レス化に対応できる技術の1つであるインクリメンタルフォーミングについて,大物複雑形状部品である自動車パネルの成形事例を中心に技術の概要を紹介する. | (株)豊田中央研究所 材料1部 松居 正夫 君 |
11:00〜11:10 | 休 憩 | |
11:10〜11:50 | オールスピニングによる1ピースドライブプレート生産モジュールの開発:スピニング加工を応用し,薄板の外周部にギアを成形することで従来の2ピース構造から一体化したドライブプレートの開発について紹介する. | 日産自動車(株) パワートレイン事業本部 川井 俊紀 君 |
11:50〜12:30 | 増厚角形鋼管を用いた建築鉄骨躯体システム:建築鉄骨の角形鋼管柱のパネルゾーンを高周波誘導加熱により増厚補強しダイヤフラムによる柱の補強を不要とした.これにより鉄骨柱の製作工程は大幅に簡略化された. | 大和総合技術研究所 研究試験部 古海 賢二 君 |
12:30〜13:30 | 昼 食 ・ 休 憩 | |
13:30〜14:10 | 超硬MIM技術とレーザ接合技術を活用した木工用丸鋸刃:特異形状の超硬刃先チップを備えた,ケバ・かえりの出ない木工用丸鋸刃を実現した.そのキー技術となる,超硬合金のMIM技術およびレーザによる超硬合金/薄板鋼板の接合技術について概説する. | 松下電工(株) 生産技術R&Dセンター 工法技術開発室 不破 勲 君 |
14:10〜14:50 | 家電製品におけるMg合金部品の応用とモノづくり技術:軽量かつ堅牢なMg合金の家電製品への応用と利点をまず紹介し,次に成形と表面処理など関連モノづくり技術の最近の動向について述べる. | 松下電器産業(株) 生産技術研究所 西川 幸男 君 |
14:50〜15:00 | 休 憩 | |
15:00〜15:40 | 加工による電磁鋼板磁気特性の変化:変圧器やモータ等の電気機器特性は,鉄心素材である電磁鋼板の磁気特性に強く依存する.一方,磁気特性は応力,歪みよって大きく変化する.ここでは電磁鋼板のプレス打ち抜きやカシメ,溶接,焼きばめ,圧入等による磁気特性の変化,改善について報告する. | 新日本製鐵(株) 技術開発本部 鉄鋼研究所 脇坂 岳顕 君 |
15:40〜16:20 | RIP(Rubber Isostatic Pressing)技術の開発:RIP技術の磁石粉末配向成形技術としての開発状況について述べ,さらに磁石粉末以外の一般の粉末のネットシェイプ成形技術としての可能性について議論する. | インターメタリックス(株) 永田 浩 君 佐川 眞人 君 |
16:20〜16:50 | 総合討論 司会 京都大学大学院 工学研究科 島 進 君 |
定員 | : | 100名(定員になり次第締切) |
参加費 | : | 会員8,000円(学生会員は半額),一般12,000円(協賛学協会員は会員扱い,テキスト代を含む) <テキストのみ必要の場合は,申込書に明記して下さい.> |
申込方法 | : | 「第210回塑性加工シンポジウム申込」と題記し,(1)氏名,(2)会員資格(正,賛助,学生,協賛学協会名),(3)勤務先,(4)所属部課名,(5)通信先(郵便番号,住所,電話番号,FAX番号),(6)送金方法,を明記の上,郵便またはFAXにて下記にお申込み下さい. |
申込先 | : | 日本塑性加工学会 〒105-0012東京都港区芝大門1-3-11Y・S・Kビル4階 電話03-3435-8301 FAX03-5733-3730 |
振込先 | : | 銀行振込(富士銀行六本木支店 普通預金口座1382128)郵便振替(00110-9-14492) |