鍛造分科会委員 各位
分科会主査  中村 保

国際担当 関口秀夫,堂田邦明


 
 
 
 

「第8回アジア精密鍛造シンポジウム」ご案内


 韓国塑性加工学会鍛造分科会の主催で表記会議 (8th Asian Symposium on Precision Forging)が今秋,慶州で下記のとおり開催されます.

 この会議は「第1回日中冷間鍛造シンポジウム (上海,1985)」を始まりとし,第2回東京(1987),第3回北京(1990),第4回大阪(1992),第5回西安(1996),第6回名古屋(1998)と続きました.名古屋では韓国,台湾,インドの研究者,技術者も招待し,第7回(桂林,2000)からは「アジア精密鍛造シンポジウム」として発展,継続して行くことになりました.いずれの会議でも主催国側からは40−60人が,訪問する側からは20人以上が参加し,約40編の研究発表が行われて来ました.(毎回の発表論文集は本分科会委員にはもれなく配布しています.) 研究発表以外にも工場,研究所訪問などが行われ,現地の歴史,風景,文化に触れながらの率直な討論や情報交換は極めて有意義であったと思われます.

 生産拠点の海外移転,部品調達や技術 (者)交流の国際化など,アジアでの日本の役割はますます重要になっていくと思われます.本シンポジウムの目的は参加各国,地域の最近の技術発展動向を知るとともに,参加者の相互理解にあり,是非とも大勢の分科会委員が出席下さるようお願い申上げます.
 
 




1.日時: 2003年10月15−18日

2.場所: 韓国,慶州(Gyeongjoo Kyoyuku Munhwa Hoekwan Hotel)

3.参加登録費: 250USドル(約3万円)

4.プログラム:

15日(水) 15時から 各国,地域代表者による key-note lecturesならびに韓国側からのspecial lecture
19時から 歓迎レセプション
16日(木) 8時−18時 研究発表
19時から 晩餐会
17日(金)   工場見学
18日(土) 8時−14時 工場見学
14時 閉会式

 
 

5.発表論文の(1)分野,(2)書き方,(3)原稿締め切りなど:

(1)  精密鍛造技術に関連する次のような分野

・鍛造機械,金型,材料,潤滑,その他の冷間鍛造技術

・温間鍛造,精密熱間鍛造技術

・精密鍛造と他の加工法の複合あるいは関連技術

・CAD/CAM/CAE/CATとシミュレーション技術

・その他精密鍛造に関する全てのトピックス

(2) A4用紙 4ページ以内.原則として英語.ただし英語で作成 困難な場合は日本語または中国語でも可.その場合は論文概要(200−300字)と図表の説明文は英語で書く.電子メールで送付のこと.

(3) 原稿締め切り:2003年8月30日
 
 

6.先方問い合わせ先:
 

Dr. Sangmok Lee (Korea Institute of Industrial Technology (KITECH))

E-mail: sangmokl@kitech.re.kr;   Fax: 82 41 589 8610
ASPFの公式Web Site:http://aspf8th.kitech.re.kr./
 


7.(最重要)参加希望の申し込み:(日本国内での申し込み期日)

 「第8回アジア精密鍛造シンポ」参加予定の方は,7月20日までに発表の有無(発表予定の場合は(仮)題目),同伴者の有無などを,関口までご連絡下さい.(正式参加登録は9月15日ですが,プログラム作成など先方の希望により日本からの参加者の集約を早い目に行いたいと思っています.また,参加予定者の希望によってはツアーまたはデイスカウントチケットの手配なども考えたいと思っています.)

    連絡先:hideo@m4.kcn.ne.jp;  Tel&Fax: 0742-62-2768
 

8.その他:

(1) 工場見学先については目下問い合わせ中です.日本国側からの希望としてはHYUNDAI(現代)ほか韓国の代表的工場を見せて欲しいと交渉中です.

(2) 慶州は韓国東南部にあり,勿論新羅の首都で奈良市の姉妹都市でもあります.仏国寺,古墳公園,国立博物館,石窟庵など韓国随一の美しい観光地です.

(3) 慶州へは2つのルートがあります.その1つは Inchon(仁川)国際空港からGimpo(金浦)空港(ソウル市内)へバス移動,Ulsan(蔚山)空港からは会場までバスで50分.もう1つはGimhae(金海)国際空港(Busan(釜山)郊外)からバスで慶州バスセンターまで70分.ただし,国際便の発着回数が少ない.(博多から釜山までフェリー,高速艇就航).

(4) 日本塑性加工学会(JSTP)と韓国塑性加工学会(KSTP)は本年から公式交流を行うことになりました.その点からも本シンポジウムの成功は両学会にとっても大いに期待されるところです.

(5) 大きな問題点!!!!

 ご承知のように新型肺炎SARSの影響で(今日現在北京,台湾は未だ指定地),率直に言って会議開催についていくらかの不安を感じています(関口の全く個人的意見).もちろん先方とは緊密な連絡をとりますが,目下のところ韓国側は10月開催については楽観しているようです.会議開催可否の最終判断をどこかの時点で行う必要がありますが,一応7月20日までは開催可という前提で,会議参加の可否をご検討下さい.

(6) 会議場所がホテルになっていますが,宿泊費56USドルだそうです.他にも100−200ドルのホテルの斡旋があります.(参加登録費にはホテル宿泊費および朝食は含まれていません.)

(7) 同伴者向けプログラムあるいは参加登録費は未定です.

(8) この会議(8th ASPF)には分科会委員でなくても参加できます.

(9) 会議用語は原則英語ですが,英語発表が難しければ日本語でもかまいません.通訳がつくとともに英語講演についても概要が日本語で説明されます.

以上